オランダの原発は?
日本では、震災後、次々と原子力発電所が停止して
(正確には、定期点検で停止した後に、再稼働が認められない)
稼働中は、あと3基のみという状況。
オランダはどんな原発事情なのだろうか?
隣国ドイツは、よく知られるように昨年(2011年)7月に
2022年までに、原発を全廃することが決定。
メルケル首相は、
「原子力からの撤退と再生可能エネルギーへの転換は、
コンセンサス」
「将来の世代の生活の質を保障する経済成長を求める」
と述べたとか。
日本の首相も同様の発言を将来する・・・かも?
さて、オランダ。
オランダにも1基、原発があります。
ベルギーとの国境近くで稼働中です。
新たにもう1基建設の計画があったのですが、日本の震災の影響から
資金のめどが立たず、推進派の社長が2011年12月辞任するなど
事実上の計画中止状態になっています。
原発建設に関して、政府は一切予算を出さないと決めており、
事故を起こした場合を考えて、多額の保証金の準備を
義務付けるなどの制度があるオランダで、今後、
原発が新たに作られる可能性は低いでしょう。
かといって、海抜が低く、温暖化の影響が大きい化石燃料という道を
選ぶことは絶対できないオランダ。
ドイツ同様に、自然エネルギーへますます力を入れていくことでしょう。
2012-01-30 | Posted in blog | Comments Closed