イギリスのEU離脱とオランダ
世界中を、イギリスのEC離脱の国民投票の結果が駆け巡った。
日米など主要な株式市場は暴落し、一気に円高が進むなど
不安定な状況な中で週末を迎えている。
世界のGDP(名目GDP)のランキングは下記のとおりだ。
1位 アメリカ 17,947.00
2位 中国 10,982.83
3位 日本 4,123.26
4位 ドイツ 3,357.61
5位 イギリス 2,849.35
6位 フランス 2,421.56
7位 インド 2,090.71
8位 イタリア 1,815.76
9位 ブラジル 1,772.59
10位 カナダ 1,552.39
11位 韓国 1,376.87
12位 ロシア 1,324.73
13位 オーストラリア 1,223.89
14位 スペイン 1,199.72
15位 メキシコ 1,144.33
16位 インドネシア 858.95
17位 オランダ 738.42
18位 トルコ 733.64
19位 スイス 664.60
20位 サウジアラビア 653.22
*2015年、単位:10億USドル
EU加盟国だけ抜き出してみると、
4位 ドイツ 3,357.61
5位 イギリス 2,849.35
6位 フランス 2,421.56
8位 イタリア 1,815.76
14位 スペイン 1,199.72
17位 オランダ 738.42
というランキングになる。
EU加盟国内で2位の経済規模を持つイギリス。
そのイギリスがEUから離脱するインパクトの大きさは計り知れない。
ヨーロッパの流通の要衝として栄えるオランダであっても経済規模は6位であり
イギリスの四分の一ほどなのだ。
オランダのルッテ首相は、
「イギリスの離脱による経済の影響を最小限に抑えるため、イギリスとEUは努力しなければならない」
と発言した。
海洋国のオランダとイギリスは、海を挟んでまるで隣国のように緊密な関係にあった。
今回のEU離脱でその関係が大きく変わることはないのかもしれないが、
今後どんな変化が起こるのか誰にも分からない。
オランダの世論調査で、オランダでも国民投票実施を支持するという人が
過半数を上回った。
ポピュリズムの台頭が顕著なオランダも今回の投票結果を重く受け止めている。
※内容が事実と異なっている場合や、運営者への応援などはこちらのお問合せから