オランダの学生が大発見![ライデン]

オランダのライデン大学の学生グループが、
太陽系外の新惑星「OGLE-TR-L9b」を発見したとか。

しかも、その惑星とは・・・

(1)【木星の5倍の大きさ】
大きさという表現が報道では不明確ですが、質量でしょう。
5倍程度では小さいですが、もっと大きな質量(木星の100倍の質量に
なれば太陽と同じ)になれば恒星となって自らが光輝いたことでしょう。

(2)【公転が2.5日(地球の公転周期は約365日、水星でも59日!)】
一年がめちゃ早い。ということですね。
恒星の周りをかなりの速度で回っているとともに、恒星までの
距離がかなり近いことが分かります。

(3)【恒星(太陽系でいう太陽)との距離が、めちゃ近い。】
太陽と地球との距離のわずか3%、水星との距離の10%!であるので
かなり近い。通常であれば、恒星の重力で引っ張られて吸い込まれると
思われるが、高速で自転して吸い込まれないようにしているのかなー
また、恒星にこれだけ近いと、惑星自身もかなり高温であると思われます。

(4)【恒星(太陽)が高速で自転しているのに、惑星を持つ】
なんと初めての発見。太陽は25日の自転周期。
高速とは数時間とか、時には数分でくるくる回っていることらしい。
一般に恒星は若いほど速く自転する。
(太陽の年齢は50億歳で、恒星としては「中年」にさしかかっている。
だんだん、自転がゆっくりになっているのですね。)

(5)【この惑星の恒星はかなり高温で、惑星を持つ恒星として、最も高温】
だんだん恒星は冷えていきますので、惑星を持つ恒星として
もっとも若いということかなー

つまり今回の発見は、
・若い恒星(=高速自転する恒星)で、惑星が発見された!
・学生が発見した!

ということが珍しいのでしょう。

この学生が3度の飯よりも空を見ることが本当に好きで、そのまま素敵な天文学者になってくれればなーと思います。

※内容が事実と異なっている場合や、運営者への応援などはこちらのお問合せから
2008-12-09 | Posted in blogComments Closed